胎泉寺

 浄土真宗大谷派の護国山・胎泉寺は、健保4年(1216)に浄土真宗の高僧・明光上人の開基による寺で、延享2年(1745)に知井宮村より神西沖村に転寺。宝暦6年(1756)に東本願寺の末寺となり、檀徒3,200人に及ぶ、明光上人ゆかりの寺である。広大な山内をもち、特異な風格の鐘楼と本堂であり、郷土の俳人・桑原視草氏の文学碑

月うつす水もおのれも時雨けり

と大自然との一如の句碑が山門前にある。